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2019年8月4日日曜日

有料老人ホームにいるおじいさんのことを想う?想ってない?Yさんのお話!!



有料老人ホームにいるおじいさんの事を想う?想ってない?Yさんのお話です。

82歳 女性 軽度認知症の方です。
娘様ご家族と同居しております。






約2年前に、夫が内臓疾患で総合病院に入院しました。

その後、夫はリハビリを経て自宅へ戻ろうと思い、看護小規模多機能居宅でリハビリの継続をしました。

リハビリは順調で歩くことはできるようになってきましたが、自宅へ戻るための練習で外泊を試みました。

外泊中は、夜間に「トイレに行きたい。」と、何度も大声でご家族を起こす事があり、ご家族としては、夜間に休息が取れないという事で悩みました。

ケアマネの私としては、できるだけご本人の「自宅へ戻りたい。」という気持ちを叶えるため、夜間巡回型訪問介護なども探してはみましたが、事業所の人手不足という事で、他に方法がありませんでした。

ご家族とも悩みましたが、ご家族の生活も犠牲にできないこともあり、夫はその時期にオープンした介護付き有料老人ホームへ入居する事になりました。


Yさんご本人は、夫の総合病院入院中から日々の夫のお世話をする習慣がなくなり、環境の変化もあったためか?
物忘れの増加や判断力の低下が目立つようになり、ご家族から介護申請や福祉用具、デイサービスなどの要望がありました。

Yさんは、夫が以前から使用していた玄関の上がりかまち用の手すり、「ルーツあがりかまち用タイプ」を利用したいと希望があり、導入しました。



Yさんは、玄関の上がりかまちの手すり導入と同時に、ご家族からデイサービスの強い利用希望がありました。

Yさんご本人としても、夫が自宅にいない間に時間が余るようになったらしく、「私もそういう時期になったのかな?」と、快くデイサービスを利用するようになりました。










私がYさんのところへ訪問した際やデイサービス利用中に、
ケアマネ「おじいさんとは最近お会いできてますか?」と質問すると、
Yさん「この前、娘に連れられて行ってきましたよ。」と返答があります。
ケアマネ「ご夫婦は一緒がいいですよね?」と質問すると、
Yさん「そうでもないよ。」苦笑い、があります。
ケアマネ「たまには、一緒に泊まってみたらどうですか?」と質問すると、
Yさん「冗談じゃないよ。もうそんな年じゃないよ。」と笑顔で返答。があります。
Yさんとしては、夫のことを想う気持ちがあると思いますが、Yさん自身が夫のことをお世話する事が大変になってきておりご家族の生活もあるため、時々夫に会いに行くのを楽しみにする生活を望むようになったようです。





Yさんは、とても表情豊かで、話の内容もしっかりしており、お話をしていると時間を忘れてしまう方です。
今後も自宅での生活を続け、時々夫の有料老人ホームへ会いに行けるようにお手伝いしていきたいと思います。

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