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2019年7月31日水曜日

サービス付き高齢者向け住宅でとても頼りになるAさんのお話

サービス付き高齢者向け住宅でとても頼りになるAさんのお話です。

Aさん 79歳 女性
若い頃から精神疾患をお持ちの方です。

約2年前に、サービス付き高齢者向け住宅へ入居。
それまでは、住宅型有料老人ホームに入居しておりました。

住宅型有料老人ホームでは、在宅サービスとしての通所系のサービスへの利用制限があり、Aさん自身の運動不足になってしまうことを考え、サービス付き高齢者向け住宅に空きが出た時点で、転居しました。









サービス付き高齢者向け住宅には、デイサービスが併設されており、希望する曜日にデイサービスを利用する事ができます。

現在は、通所介護、福祉用具の利用を継続しております。

サービス付き高齢者向け住宅では、24時間体制で介護スタッフの見守りや介助の機能があり、ADL的に低下している方や認知症の進行している方でも利用が可能です。

福祉用具としては、居室に備え付けの介護用ベッドがあり、その他、Aさんが利用に慣れている歩行器「テイコブリトル」を使用しております。



「テイコブリトル」は、男性にも女性にも人気のある商品で、大きすぎず小さすぎず、とても扱いやすい軽量タイプになっております。

グリップを握ると自転車のようなブレーキ操作が可能で、両サイドには、オレンジ色のブレーキがついております。
オレンジ色のブレーキは、押して操作ができ、車のサイドブレーキのようにブレーキをして歩行器を置いておく事が可能です。

両側のグリップの間には、座面を出す事ができ、歩行して疲れてしまった場合でもブレーキをして座る事ができます。

Aさんは、この歩行器を使用し、とても慣れたご様子です。




Aさんは、サービス付き高齢者向け住宅へ入居し、同じデイサービスを利用された利用者様に対してもとても優しく接してくださり、とても頼りになる存在です。

毎月、定期的に息子様がAさんの通院に同行され、薬の変化や治療方針なども把握して下さるため、とても助かっております。

Aさんは、そんな息子様とサービス付き高齢者向け住宅やデイサービスの看護師などスタッフの支えにより、精神疾患の症状も安定しており、他の利用者様に対しても優しく接する事ができていると感じております。

介護保険は、介護サービスでご本人の自立支援を補うと思われがちですが、介護保険のサービスには限界があり、ご家族や親戚、近隣の友人やボランティアなど色々な方の支えなくしては成り立たないようになっております。

Aさんは、デイサービスやサービス付き高齢者向け住宅で色々なお友達に頼りにされておりますが、そのAさんを支えてくださっているのは、息子様など介護保険以外のサポーターの協力のおかげだと思います。

これからも、優しいAさんが他の利用者様の頼りになる存在という立場を続けられるためにも、ケアマネや介護スタッフで支えられればと思います。





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2019年7月30日火曜日

腰痛に悩んでも、チルト式車椅子を使えば「心も自由」に動けるSさんのお話

腰痛に悩んでも、チルト式車椅子を使えば心も自由に動けるSさんのお話です。


現在は、デイサービスとショートステイ、福祉用具を利用しております。

自宅内の環境は、玄関に「上がりかまち用手すり」、廊下に「ルーツ」、寝室には介護用ベッド、車椅子はごく一般的な自走式車椅子、歩行練習用に歩行器の「ラビット」を使用しております。









Sさんは妻に支えられながらも、できる限り自分の事は自分でできるようにしようと前向きに生活しております。

1ヶ月ほど前、デイサービスで実施している運動を自宅でも行ってみようと思い、廊下で立ち上がりのストレッチを行なっていたそうです。

ところが、急激な腰痛に襲われ、立つ事ができなくなったそうです。

その後、近隣の整形外科へ通院しましたが「肉離れ」ではないか?と診断されたそうです。

痛みの影響でデイサービスやショートステイを利用することもできなく、24時間、妻の介助を必要としております。

痛みに対しても特にできる治療はなく、痛み止めの飲み薬と湿布で痛みを抑えている様子です。

ただ、ご家族から考えると妻の介護負担が大きく、心配していると相談がありました。

今できることとしたら、横揺れに伴って起きる腰痛を少しでも軽減してみたいと要望がありました。

はじめは、「マイチルト」を試してみたいと希望があり、福祉用具専門相談員のHさんにデモの依頼をしました。

「マイチルト」導入後に伺ってみると、Sさんからは「これじゃ動けないよ。」
と感想がありました。
「マイチルト」は、とてもしっかりした作りで、両脇がサポートされるため、安心感があると感じました。
それでも、Sさんは「自分で動かしたい。」という前向きな気持ちがありました。
そこで、福祉用具専門相談員のHさんに提案を持ち掛けました。
すると、「座王」は、いかがでしょうか?と、即答でした。


「座王」は、チルト機能と自走式でもあり、Sさんの要望を叶える事ができると思います。と話がありました。

なるほど、良い提案です。お願いすることにしました。



後日、Sさんのところに伺い、車椅子を交換した感想を聴取したところ、「これはいいな!!」と大絶賛でした。

自主トレを行いながら、急に腰痛に悩むようになったSさんで、しばらくは安静にしていた方が良いと思い、少し大きめの「マイチルト」を導入しましたが、運動に前向きなSさんにとって、「マイチルト」は逆に安静になりすぎるようでした。

Sさんにとって「座王」は、腰痛で悩みながらも、自分で動きたいという気持ちを大切にしてくれる車椅子であり、たとえ腰痛で自走できなかったとしても「自分で動かす事ができる。」という、「心も自由」を得た気持ちになれる車椅子だと感じました。





今回は、今まで歩行器で歩けていたSさんが、急な腰痛で車椅子中心の生活になり、それでも自分で動かしたいという気持ちを表現する内容でした。

車椅子の変更により「マイチルト」や「座王」の比較するような話になっておりますが、それぞれ、良さや特徴があり、その場面場面で活躍できる機種だと感じております。

ケアマネジャーとして普段業務しながら、ご本人やご家族のためにどれだけ一緒に悩む事ができるか?良い方向へ考える事ができるか?と思っております。

Sさんの腰痛が1日でも早く良くなり、再び歩行器で歩けるようになることを支えられればと思います。

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2019年7月29日月曜日

福祉用具(手すり・歩行器)を使いながら、頑張って公園まで散歩に出かけるTさんのお話!!

福祉用具(手すり・歩行器)を使いながら、頑張って公園まで散歩に出かけるTさんのお話です。

Tさん 88歳 男性。
妻と息子様の3人暮らし。
息子様は仕事で忙しくほとんどの時間を妻と2人で過ごしております。



Tさんは腎臓の機能が低下して週3回透析に通っております。
透析のみでは運動不足が心配という事でデイサービスにも行っております。

以前自宅で転倒して入院しました。
頑張ってリハビリをして自宅に戻ってくることができました。

自宅へ戻ってくる時は、自宅内での動きを確認するために、入院中に外出して移動動作の確認をしました。





自宅へ帰ってきてからは、Tさんのベッドから台所までの間で転ぶ事が多いという事で、置くタイプの手すり、「たよレール」を設置しました。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
[マツ六] たよレール BZ-N04
価格:36110円(税込、送料無料) (2019/8/13時点)




玄関付近には、玄関の壁に手すりはあったものの、壁の反対側にも手すりが欲しいと要望で、天井と床を利用して取り付ける。「ベスポジ-e」を取り付けました。


手すりの取り付けにより、自宅内での移動動作は安定しましたが、いろいろ話をしているうちに、Tさんは実は、1本杖を使って近くの公園までお散歩に行っている事がわかりました。

実際に、公園までの散歩の様子を観察したところ、体力・筋力低下があり、帰り道はふらふらの状態でした。

そこで、Tさんに歩行器の提案をしました。

Tさんは機械物に強く、3台ほど提案しましたが、電動アシストで安全に歩きやすい。
「ロボットアシストウォーカー」を使いたいと希望になりました。

この商品、特徴としては、
○上り坂はアシストで楽々
自動的にパワーアシストが働き楽にのぼれます
○下り坂は適度に減速
自動的にブレーキが働きゆっくり歩けます
○傾いた道でも片流れ防止
ハンドルを取られることなく安定して進めます
○坂道で手を離すと自動的に停止
グリップ内のセンサーが手が離れたことを感知
○速度を検知すると自動的に減速
速度超過を検知すると自動的に減速ブレーキ、転倒を防止します
(制限速度の値は調整可能です) など

とても、機能的、安心、安全です。

以上の福祉用具の導入により、Tさんは週3回透析に通いながらも、デイサービスで運動をしたり、手すりや歩行器を使用し、公園までの散歩を継続できる生活を送っております。

2019年7月28日日曜日

介護のプロとして、現場から情報を発信!!

私はケアマネジャーとして務めております。





今もそうですが、今後さらに高齢化が進み、介護の現場はどのようになっているのか?
知りたい方も多いのではないでしょうか?



介護には、100%の答えは無いと考えておりますが、日々悩むことも辛いと思います。


私もまだまだ未熟ですが、今までの経験や現場の体験談などを含め投稿していきたいと思います。

現在ご自宅で介護をされている方、また、身近な方で介護が必要と予想される方など、参考になればと思います。