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2019年8月20日火曜日

趣味は多彩、テニスと盆栽で!ゼスチャーが得意なHさんのお話し。

趣味は多彩、テニスと盆栽で!ゼスチャーが得意なHさんのお話し。



Hさん 90歳 女性。
認知症 高血圧をお持ちの方です。
息子様ご家族と同居です。
利用中のサービスは、デイサービス、ショートステイ、福祉用具です。



Hさんは、数何前から在宅サービスを利用し、利用し始めた時から軽度認知症がありました。


以前から、ご家族がお仕事に出かけてしまうため、日中独居となることからデイサービスを毎日利用されておりました。


2〜3年前に息子様が会社を定年退職し、Hさんのお世話をされるようになりました。


お孫さんも1年ほど前からお菓子屋さんを経営するようになり、ご家族総出でお菓子屋さんのお手伝いをするようになりました。




Hさんは以前、自宅内や自宅周辺は歩行できていましたが、冬の時期になると食事中のむせこみが増加して、誤嚥性肺炎を繰り返すこともありました。


誤嚥性肺炎の治療のための入院により体力や筋力が低下し、退院後は車椅子の生活となり、車椅子は、「miki/ミキ BAL-4」を使っています。





この車椅子は、とても軽量コンパクトで、介助者が介助しやすい車椅子となっております。


玄関には、「ケアスロープ」を設置してあり、デイサービスやショートステイ利用の際に、ご家族が玄関に設置してくださり、介護の経験の少ない息子様ご家族でも簡単にスロープの設置が完了でき、Hさんご本人が車椅子でも安心して、外へ出ることができます。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
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最近では、お孫様がお菓子屋さんの経営で忙しいため、息子様がHさんのお世話をするようになり、スロープの設置や車椅子での移動、車椅子から介護用ベッドへの移動もすっかり息子様のお仕事となりました。


Hさんは、日々とても穏やかでHさんが介護サービスから帰ってきた後に、テレビで相撲を見ては、手を叩いて応援したり、息子様が不器用ながらも一生懸命夕食作る場面を観察しております。



Hさんご本人は、若い頃にテニスと盆栽を趣味で行なっていたようで、
趣味はなんですか?と質問すると。

「こーだよ。」と、テニスのラケットを持っているかのように素振りの様子を見せてくださいます。

盆栽に関しても言葉がうまく出てこないながらも「ぼんぼん」と答えてくださり、盆栽の大きさを両手でゼスチャーをして、「このくらいだよ。」と教えてくださいます。


Hさんは、息子様ご夫婦やお孫様に囲まれ、とても刺激の多い幸せな家庭で生活されているように見えます。




これからも、さらにお孫様のお菓子屋さんが発展し、息子様ご夫婦のHさんに対する介護愛が継続できますように、サービスの調整をさせていただきたいと思っております。




2019年8月19日月曜日

綺麗でやさしいケアマネさん達との研修!ケアマネジャーもメンタルケアが必要!!

綺麗でやさしいケアマネさん達との研修!ケアマネジャーもメンタルケアが必要!!




「対人援助者監督指導」という内容で、ケアマネジャーの研修に参加してきました。


ケアマネジャーとして私は、普段、やさしい対応で利用者様やご家族の相談をお受けしたいと思っております。


ケアマネジャーの中でも、ケアマネジャーになりたての方やベテランさんもあり、それぞれの経験値や知識をもち、日々の相談や社会資源・サービスの調整で利用者様やご家族のニーズ、課題の解決のために、一緒にお仕事をさせていただいております。





ケアマネジャーとしては、日々時間に追われ、場合によっては一人で悩みを抱え込んでしまい、冷静な考え方や対応を失ってしまうこともあると思います。


そこで、今回の研修の内容として、

○ケアマネジャー同士、普段から相談しやすい環境づくりが必要。

○先輩ケアマネとしては、やさしく聴く姿勢が大切。

○後輩ケアマネとしては、悩みを打ち明ける気持ちが大切。

○先輩ケアマネとしては、後輩ケアマネの仕事量、仕事のペース、時間配分など余裕を持って仕事ができているかの観察・声かけが大切。

○先輩ケアマネとしては、後輩ケアマネが混乱している場合は、手順など確認することが大切。

○力のある後輩ケアマネの場合は、自分で答えを出していくことができるため、先輩ケアマネが答えを出すためのサポートをすることが大切。

○難しいと思われる相談があっても、後輩ケアマネが乗り越えられる方法を導くことができるように先輩ケアマネがサポートすることが大切。

など、話が上がりました。




今回の研修では、グループワークで、1対1でのロールプレイを行い、後輩ケアマネが先輩ケアマネに相談する場面がありました。


ロールプレイのはじめは、真剣で硬い表情でしたが、回数をこなしていくと、「綺麗でやさしいケアマネさん」の普段の笑顔が出てきました。



ケアマネジャーも人間です。「やさしい心」を保ち、冷静な態度で相談に対応するためには、日頃から職場で相談しやすい環境整備やメンタルケアが必要だと思います。







ケアマネジャーの皆さん、これからも「心身ともに健康」で、お仕事ができますように!!



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#炎鵬
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2019年8月18日日曜日

妥協でいいと思います。楽しい介護のお手伝いをさせてください。

妥協でいいと思います。楽しい介護のお手伝いをさせてください。


Hさん 82歳 大腿骨骨折後 両膝手術後の男性の方のお話です。
Hさんと娘様ご夫婦の同居世帯です。
現在のサービスは、半日デイサービスのみの利用です。



今回、介護保険証更新の時期となり、認定調査に立会いをしました。



数ヶ月前から娘様が同居してくださるようになり、日常生活全般の介助は、娘様が行われるようになりました。





認定調査中は、Hさんに対する質問をすると、

「頑張ってるよ。」
「自分でやっているよ。」
「娘がやってくれるもんでね。」
                などなど、

Hさん自身は身の回りのことができるような表現でしたが、「最後まで」や「細かな部分までは」できないことが増加してきているようでした。



認定調査は、毎月の訪問の時に比べ、時間がかかり、細かな部分まで聴取しやすいことから立会いをさせていただいております。


Hさん自身への認定調査の後、確認作業として、娘様からもお話を聞かせていただきました。


ケアマネジャーの私は、普段できる限りラフな服装はやめており、メガネは、俳優の福士蒼汰さん」小栗旬さん」ご愛用の「プラスミックス」の物を使用しております。




ケアマネジャーは、「優しい」イメージがあると思いますが、そのな中でも、私は冷静な態度で仕事をしたいと思い、シャープ?なデザインの「プラスミックス」のメガネフレームを使用しております。←余談かも?



娘様は、Hさんと同居する前は、Hさんの日常生活について見えてない部分が多かったようです。



娘様は、数ヶ月前から同居するようになり、食事・排泄・移動など、生活全般で大変になってきていることが観察でき、お手伝いすることが増えてきているとお話でした。






娘様としては、Hさんにできることはできるだけ自身で行っていただくようにしているようですが、Hさん自身は、「娘に頼っていいんだ。」と感じている面が多いようす。


娘様の心の中は、
「そのくらいできるでしょ。」
「自分でやらないとできなくなっちゃうよ」


Hさんの心の中は、
「娘がやってくれるよ。」
「大変だからやってもらえばいいよ。」
「転んだら危ないから。」


という、お互いの思いがあるようで、お話しをされました。


娘様としては、Hさんの生活の中での課題について、「入浴の観察ができてない。」ことや「私が留守の時はどうすれば良いか?」ということが上がりました。


今までは、Hさん自身が自宅で入浴を済ませているとお話ししておりましたが、自宅内での移動動作も不安定で、一本杖を使い、やっとで移動している状態です。
Hさんの「やってるよ。」という言葉を信じて、認定調査中に、靴下を脱いでもらいましたが、足の指の間など洗いきれてない部分が見えてきました。


娘様としては、Hさんの入浴のお手伝いまでは抵抗があり、入浴の介助は不安ということで、本当は介護サービスでお願いしたいと要望がありました。


娘様の用事や泊まりの時のHさんのお世話についても「どうすればいいの?」と相談がありました。


介護保険では、ショートステイというサービスがありますが、一応、ご家族や親戚で対応できる方はいらっしゃらないか?と確認しました。


娘様は、ご夫婦でHさんのお宅に同居することとなり、普段ご主人も一緒に生活されています。
ただ、ご主人は、Hさんのことについてあまり関心がなく、娘様と同じように、「何でできるのにやらないんだ。」というお気持ちがあるようです。






来月の予定を確認した際、娘様は早速用事ができてしまい、ショートステイの利用を希望されました。
ショートステイの空き状況は確認できたため、「予約が取れました。」とお伝えすると、「安心しました。」とお返事をいただきました。


現在は、半日のデイサービスの利用で入浴介助のサービスも受けておりません。
今後は、半日のデイサービスと1日のデイサービスでの入浴介助も含め、娘様の用事の際は、ショートステイの利用も調整することでイメージを作りました。


今回、娘様のお話の中で娘様の役割として、

3度の食事の準備・片付け
薬の管理
洗濯
掃除
移動困難時の介助
着替えが不十分な時の介助
排泄の失敗があった時の介助
排泄の失敗があった時のトイレ掃除
夜間の尿器の準備・片付け   など、ありました。

娘様は今まで、
「お世話をしなくてはいけない。」
「しっかりやらなければいけない。」
「失敗してはいけない。」
のようなイメージで、Hさんの介助・お手伝いを行ってきたお話でした。


今回のショートステイの提案に対しても、「お泊りにお願いしてしまってもいいの?」と言った、娘様としての役割を他の誰かにお願いしてしまうという「無責任さ」という抵抗があったとお話でした。


私がケアマネジャーとして、ご家族に対して思うことは、
「自宅での介護、うまくできなくても良い」
「完璧にこなさなくて良い」
「忘れてしまっても良い」

と言った。「妥協案です。」

ご家族が「用事」や「たまには泊りに行きたい。」と言った時は、
「ぜひぜひ用事を済ませてください。」
「泊りに行ってください。」
「リフレッシュしてください。」

と言って、デイサービスやショートステイの調整をさせていただきます。


今回、娘様にお伝えしたこととして、
「妥協でいいと思います。」
「悩みがあったら吐き出してください。」
「全てが解決することは難しいと思いますが、解決する方法があれば提案させていただきます。」
「楽しい介護。」は難しいかもしれませんが、お手伝いさせてください。





今回の面談で娘様からは、
「いっぱい吐き出して、スッキリしました。」
「頑張らなくていいんですね。」
「父のことを、夫に頼まなくてはいけないと思い込んでいましたけど、介護サービスにお願いしていいんですね。」
「失敗してもいいんですね。」
「たまには、忘れちゃいますよね?」





と、硬い表情から、少し涙を浮かべながらも、とてもニコニコした笑顔でのお返事になりました。


面談の最後に私から、
「妥協でいいと思います。楽しい介護のお手伝いをさせてください。」とお伝えしました。




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2019年8月11日日曜日

介護用ベッド希望!介護者の娘様がマッサージ師さんで、私がドキドキでした!!

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介護用ベッド希望!介護者の娘様がマッサージ師さんで、私がドキドキでした!!



先日、担当の依頼を受けた方です。
Aさん 80歳 男性 呼吸器疾患の方です。

妻と娘様の3人暮らしです。


サービスとしては、暫定で介護用ベッドを自費でレンタルしておりました。
呼吸器疾患の方は、寝ている時に頭側を少し挙上して寝ることで楽に寝られることから介護用ベッドを利用される方が多いです。
今回、介護認定の結果が出たと連絡があり、お伺いしてみると要介護2以上ではないため、介護保険の適用とはならない結果でした。

呼吸器疾患の方の場合、要介護度が軽度に認定された場合でも、軽度者に対する福祉用具貸与という方法で、介護用ベッドのレンタルを可能にすることも可能です。

確認内容としては、介護保険の場合、負担割合があり、年金やその他収入に応じて、レンタル料金のうち負担する割合が、1〜3割で、利用者様ごとに変わってしまうということでした。
今回、Aさんは、なんと会社の経営者様であり、年金や収入の合計額が高額なことから、負担割合証が3割と表示されておりました。

ケアマネジャーの立場としては、要介護2以上にならない場合は、自費ベッドを継続する方法と、軽度者の申請をして介護保険適用に切り替えるべきかをAさんやご家族に判断をしていただくことになりました。



ご家族に判断していただく方法として、今まで自費でレンタルしていた介護用ベッドの金額を確認することで、その金額に対して、介護保険適用となった場合にさらに高額になり、Aさんの負担を過剰に増やしてしまっては意味がないことも説明しました。
それとは別に、今まで自費でレンタルしていた介護用ベッドで特に問題なく利用できていたのか?もし、Aさんの心身の状態に合わないものであれば、介護保険適用ベッドに変更して、さらに楽に休めるものを選定する必要があることも説明しました。

Aさんとしては、現状の自費のベッドで特に支障はないと言うことでしたので、一応福祉用具専門相談員に、金額の確認をすることを約束しました。
福祉用具での環境の問題については、特に課題ということはありませんでした。

ただ、最近のAさんは、自営の工場の周辺を毎日散歩しているということでしたが、飲み込みがうまくできず、食事量が減少しているという課題が上がりました。
定期的に、内科や外科にも受診しているようですが、特に問題ないと説明を受けており、食事量が減ってしまうことによる体力や筋力の低下も心配するところでした。

Aさんは、昔からスポーツが好きだというお話があり、運動することに対してはとても前向きな方と認識しました。
現状では、呼吸器疾患の観察や体力・筋力の向上の目的で、訪問看護師や理学療法士の訪問ができることを説明させていただきました。






訪問看護師の定期的な訪問をお願いする場合は、主治医の先生からの訪問看護指示書による医師から意見が必要になることも説明し、先生の判断をいただく必要があることを説明しました。
Aさんに対しては、福祉用具による環境整備や訪問看護による観察やリハビリを提案し、ご本人の特徴として、「スポーツマン」という強みを生かし、今後、さらに元気になる方向でサービスを調整することを約束しました。

Aさんのお話をしながら、奥様のお話にもなりました。
以前は、奥様も急な体調不良で床の布団から起き上がることが大変になり、離れて生活していた娘様に同居してもらうようになったそうです。 奥様は、娘様に身体をマッサージしてもらいとても状態が良くなり、現在は特に心配することは無いようです。 現状の確認として、Aさんは、奥様と娘様の強力で、家事など日常生活全般の支援・介助を受けているようでした。
訪問時、一応確認として、娘様のお仕事が忙しいようであれば、今後のサービス調整にも影響することを考え、娘様のお仕事を確認しました。 娘様は、「マッサージ師」さんというお返事でした。

ケアマネの私も腰痛があることをお話ししたところ、少しマッサージについて説明してくださいました。
娘様は、「お話だけではわかりにくいですよね?」といった形で、私の前で横になり、マッサージ、ストレッチの実演をしてくださいました。
娘様は、とてもスマートな方で、「私の方がドキドキ」してしまうような時間を過ごしました。

今後は、奥様や娘様のサポートを得ながら、Aさんの食事量や活動量が増えていくように、福祉用具の試算、主治医の先生や訪問看護師さんの協力を得ながら、サービスの調整をお手伝いしていきたいと思っております。



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2019年8月9日金曜日

綺麗でやさしいケアマネさん達との研修はとても楽しかったし、勉強になりました!!

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綺麗でやさしいケアマネさん達との研修はとても楽しかったし、勉強になりました!!


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本日、1日ケアマネジャーの研修に参加しました。
最近のケアマネジャーの業務としては、医療との連携について、とても強化されていると感じます。

午前中は、ほぼ講師の先生の講義で終了しました。

午後は、グループワークで同じグループのケアマネさん達の普段の業務の中での医療との連携について現状や課題など話し合う機会となりました。

介護保険のプロとしてのケアマネジャーも地域や事業所により業務に差があり、また地域の病院によっても差があることを感じます。

担当の利用者様のためを思い、医療の専門職との関係を強化したいと思っても、それぞれの忙しさがあり、マニュアル通りに進まないことが多いと感じます。

病院などの医療機関と密接に業務を行いたいという思いとは反対に、それ以外にも困っている、悩んでいる利用者様があると、そちらの対応にも追われることがあり、なかなか時間をかけることができません。

ケアマネジャーの仕事は、「これって、ケアマネの仕事?」って思うことがとてもたくさんあり、だからと言って、「無理です。」とも言いにくいし、難しいところです。

今回の研修では、それぞれのケアマネさん達が、現状の情報をあげて、理想に対する現実をお互い話し合うことで、明るい表情や苦い表情になることもあり、グループワーク内だけでも色々な表情を出し合いました。




普段、私たちは、利用者様やご家族のために、よりよりケアプランやサービスの調整を行なっているつもりでいますが、100%完璧というものは難しいと思います。

業務の中で、ご家族の疲れている表情や以前と比べて肌が荒れていたりすると、「介護疲れかな?」と感じることがあります。

利用者様の思いとご家族の思いがそれぞれ違うことも多々あり、どちらを優先することも難しく悩むことが多いと思います。

在宅介護をされているご家族とお話をしていると、「聴いてもらえただけで十分です。」と言っていただけることがあり、普段の大変な介護について吐き出していただくことしかできないと感じることもあります。

ただ、ケアマネジャーも人間で、それぞれ違った心があるから、違った感じ方、やさしい接し方や、時には厳しく表現することもあるかと思います。

利用者様やご家族の大変そうなお話をお聞きしているとケアマネジャー自身もマイナス因子を受けていると感じていることがよくあります。

最近は、「働き方改革」という、言葉をよく耳にしますが、1日の中での業務にかけられる時間も限られています。

ケアマネジャーの研修の中で、日々の業務の効率化についてもお話をします。




今まで、事業所で決まりきっていた作業が、実際考えてみるとやらなくてもすむ業務内容があったり、簡略化できる作業もあるはずです。

色々な事業所のケアマネジャーさんと普段の業務の内容について意見交換することの重要性がとてもわかります。

今回、綺麗でやさしいケアマネさん達との研修はとても楽しかったし、勉強になりました!!

ケアマネジャーも人間です。やさしくもなれれば、厳しいことも言います。

ケアマネジャーの皆さん、仕事から離れたら、しっかり「心のリセット」をして、いつまでも、綺麗でやさしいケアマネジャーさんでいていただければと思います。

次回の研修で、また、いいケアマネジャーさん達に逢えますように!!



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2019年8月8日木曜日

桃太郎の話みたい。おじいさんは畑で野菜づくりに、おばあさんは台所でお料理を!!

桃太郎の話みたい。おじいさんは畑で野菜づくりに、おばあさんは台所でお料理を!!

Tさん 90歳 男性。
Sさん 89歳 女性。
高齢者夫婦世帯のお話です。


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息子様、N様は、もともと大都市で大きな会社に勤めておりましたが、退職を機にご両親の元へ時々お手伝いに来てくださいます。

Tさんは、仕事を退職後、趣味で畑で野菜作りを行っていましたが、最近、物忘れの頻度が増加したことや失禁の頻度が増加したとお悩みでした。

Sさんは、とてもしっかりした女性ですが、歩行が不安定で、自宅玄関の上がり框やトイレの前で躓いて転んでしまったとお悩みでした。

環境整備としては、玄関の上がりかまち用の手すり、「ルーツあがりかまち用タイプ」を利用したいと希望があり、導入しました。





また、ご夫婦ともに、2ウェイステッキのレンタル希望がありました。


福祉用具での環境整備と同時に、夫婦同時に運動をして、このご自宅でできるだけ長い間生活したいと希望があり、デイサービスの利用希望がありました。

それとともに、離れて住む長男様N様が、大都市へ帰宅された時の家事全般をご夫婦それぞれ別の目的でヘルパーさんにお願いしたいと希望がありました。

Tさんは、趣味としての畑仕事を続けられるように、また、お薬の管理や排泄の確認、デイサービスの準備をヘルパーさんと一緒に行うようにお願いしました。

Sさんは、Tさんが畑で作った作物を料理することが昔からの趣味で、自宅の裏で取れた野菜をSさんが調理するという役割分担になっておりました。 また、Sさんは、小柄な体格で比較的体力が少ないため、調理もお洗濯もお掃除もご自身で積極的に行う気持ちはあるのですが、途中で疲れてしまい、家事全般が途中で止まってしまうという悩みがありましたので、ヘルパーさんと一緒に最後まで取り組むという目標でサービスを実施しました。




サービスが開始されてから、毎月定期的にお伺いしております。

ヘルパーさんが訪問時に合わせてお伺いすることが多いのですが、ヘルパーさんが来てくれると適度な緊張感があり刺激になって良いと感想がありました。

福祉用具での環境整備の後には、特に自宅周辺での転倒もなく、安定して過ごされているとお話でした。

デイサービスので昨日訓練の実施により、Sさんは、両腕が上がるようになって、洗濯物を干すこともとても楽になったとお話。 「今後も頑張って運動します。」と、Sさんのお話でした。

ご夫婦ともに、介護保険のサービスの利用に関して前向きで、協力的です。

桃太郎のお話のおじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯にというお話に似ておりますが、 今回は、おじいさんは畑へ野菜づくりへ、おばあさんは台所で料理をというお話でした。

なお、長男様のN様も定期的にご両親のご様子を観察され、いろいろお手伝いしてくださいます。 介護保険のサービスでは行き届かないことがあると思います。

今後も、ご家族と共にご夫婦の生活のお手伝いをさせていただければと思います。

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2019年8月6日火曜日

介護者としてのお嫁様には、いつまでも美人でいてほしいと思います!!

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介護者としてのお嫁様には、いつまでも美人でいてほしいと思います!!



本日、認定調査の立会いでお伺いしたお宅のお話です。
夫82歳、妻79歳、長男様ご家族と同居です。

夫Hさん、妻Nさん、ともに、高血圧症や認知症と診断されております。

先月介護申請を行い、本日認定調査となりました。

お嫁様Tさんにも認定調査の立会いをお願いしました。


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認定調査の最中は、Hさんの日頃の様子や身体の動きなど含め、一連の調査を実施。
続いて、妻のNさんの認定調査も行いました。

Hさん、Nさんともにとても仲良く、日中ほとんど一緒に過ごしているようでした。

認定調査員の方も、とてもよく聞いてくださり、ご夫婦の入浴の頻度に関する質問がありました。

普段、お嫁様のTさんは、食事の準備はお手伝いされるものの、入浴のお世話までは実施したことがなく、様子がわからないとお話でした。

お話を聞いていると、ご夫婦の様子についてお嫁様のTさんから確認できてない部分が何ヶ所かありました。
そのうちの一つで、入浴、洗身の動作についてでした。

ご家族でお嫁様というと、みなさん共通しているところとしては、「お風呂の様子までは見れません。」というお返事が多いと感じております。

ただ、洗身の動作はとても大切であり、どのように洗えて、どのくらいの頻度で入浴をできているか確認する必要がありました。

今回のHさんに関しては、週1回程度入浴されている様子でしたが、お嫁様Tさんとしては、仲の良い両親にできるだけいつまでも綺麗な状態でいてほしいと思う様子でした。

お嫁様Tさんは、「実は、」と話し始めました。




お嫁様Tさんは、健康を維持するためにも、毎晩、夕食が終わるとマラソンをしているという話でした。

Tさんとしては、マラソンをしている時間帯はお世話をしていないように感じるためか?遠慮がちにお返事されている様子が感じられました。

でも、ケアマネジャーの私としては、とても良いお返事を聞くことができたと思いました。

在宅で介護をされている方は、「介護をしなくては」という気持ちが強く、なかなか気持ちのリセットができないご家族が多く感じられます。

そんな中、HさんとNさんの介護に対して、お嫁様のTさんは、ご両親に接する時間を決めており、器用に気分転換をされているように感じられました。

お嫁様としては、夕食後のマラソンを続けることで、身体の健康と心の健康を保っているという意識を感じられたような気がしました。

在宅で介護されているご家族の方については、「介護する時間」と「介護のことを考えない時間」を適度に切り替えられればと思います。

今回、HさんとNさんの認定調査に立ち会い、ご夫婦仲良く生活している中で、Tさんの支えがとても重要であり、Tさんの支えなくしては、在宅介護の継続は難しいと考えました。

Hさん、Nさんご夫婦が、今のご自宅で最後まで生活できるようにするためには、Tさんの介護力を支える支援が必要だと感じました。

これからも、「介護者としてのお嫁様には、いつまでも美人でいてほしいと思います。」



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2019年8月5日月曜日

デイサービスの看護師さんと文通?する事になったSさんのお話!!

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デイサービスの看護師さんと文通?する事になったSさんのお話です。

Sさん 88歳 男性 独居。
泌尿器疾患、軽度認知症の方です。
キーパーソンは別居の娘様です。


約2年前から担当している方です。
デイサービスのみの利用です。


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Sさんは、担当し始めた当初、総合病院を退院して、泌尿器疾患で尿バルーンを外したばかりでした。

Sさんは、軽度認知症があったため、総合病院の担当の先生は自宅へ帰ってからの尿バルーンの管理は難しいと考え、泌尿器疾患の症状も落ち着いてきたこともあり、尿バルーンを外す事になったようでした。

独居のため、認知症の進行や尿の観察も含め、デイサービスを利用したいと娘様からも要望がありました。



デイサービスを体験し、利用希望となりました。

Sさんは、デイサービスの看護師と自宅での排尿の頻度などお話をしておりました。

そのうち、Sさんからデイサービスの連絡帳ケースに看護師宛にお手紙が入ってくるようになりました。

Sさんとしては、ご自身のことを心配してくれている看護師に対して、自宅での排尿の頻度についてしっかり伝えたいと思ったようでした。

デイサービスの看護師もそんなSさんの対応に、とても感激して、「書いてきてくださったんですね。」「とてもわかりやすいです。」と感謝の言葉を伝えました。




そんな、デイサービスの看護師の言葉にさらに嬉しくなったSさんは、その後、排尿の頻度のみではなく、排便の頻度も手紙に書いてきてくださるようになったそうです。

手紙の内容としては、
「今日はいい日だった。」
「神様にお願いしたら、とてもいい便が出ました。」
「スッキリ便が出ると、本当に気持ちがいいです。」
「便が出やすいように、がんばってヨーグルトを買いに行ってきました。」など、

排尿や排便の様子を看護師に伝え、さらにその時の気持ちも手紙に書いてくださるようになりました。

書き方は、その都度変化して行きますが、デイサービスの看護師としては、連絡帳ケースに入ってくるお手紙をSさんとの文通のように受け取り、Sさんにはその都度感謝の言葉を伝えているようです。

排尿や排便は、健康を保つためにとても重要なことだと思います。

今後も、Sさんと看護師が文通を通じて、心を通して、身体の状態を伝えていけるように支援していきたいと思います。

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2019年8月4日日曜日

有料老人ホームにいるおじいさんのことを想う?想ってない?Yさんのお話!!



有料老人ホームにいるおじいさんの事を想う?想ってない?Yさんのお話です。

82歳 女性 軽度認知症の方です。
娘様ご家族と同居しております。






約2年前に、夫が内臓疾患で総合病院に入院しました。

その後、夫はリハビリを経て自宅へ戻ろうと思い、看護小規模多機能居宅でリハビリの継続をしました。

リハビリは順調で歩くことはできるようになってきましたが、自宅へ戻るための練習で外泊を試みました。

外泊中は、夜間に「トイレに行きたい。」と、何度も大声でご家族を起こす事があり、ご家族としては、夜間に休息が取れないという事で悩みました。

ケアマネの私としては、できるだけご本人の「自宅へ戻りたい。」という気持ちを叶えるため、夜間巡回型訪問介護なども探してはみましたが、事業所の人手不足という事で、他に方法がありませんでした。

ご家族とも悩みましたが、ご家族の生活も犠牲にできないこともあり、夫はその時期にオープンした介護付き有料老人ホームへ入居する事になりました。


Yさんご本人は、夫の総合病院入院中から日々の夫のお世話をする習慣がなくなり、環境の変化もあったためか?
物忘れの増加や判断力の低下が目立つようになり、ご家族から介護申請や福祉用具、デイサービスなどの要望がありました。

Yさんは、夫が以前から使用していた玄関の上がりかまち用の手すり、「ルーツあがりかまち用タイプ」を利用したいと希望があり、導入しました。



Yさんは、玄関の上がりかまちの手すり導入と同時に、ご家族からデイサービスの強い利用希望がありました。

Yさんご本人としても、夫が自宅にいない間に時間が余るようになったらしく、「私もそういう時期になったのかな?」と、快くデイサービスを利用するようになりました。










私がYさんのところへ訪問した際やデイサービス利用中に、
ケアマネ「おじいさんとは最近お会いできてますか?」と質問すると、
Yさん「この前、娘に連れられて行ってきましたよ。」と返答があります。
ケアマネ「ご夫婦は一緒がいいですよね?」と質問すると、
Yさん「そうでもないよ。」苦笑い、があります。
ケアマネ「たまには、一緒に泊まってみたらどうですか?」と質問すると、
Yさん「冗談じゃないよ。もうそんな年じゃないよ。」と笑顔で返答。があります。
Yさんとしては、夫のことを想う気持ちがあると思いますが、Yさん自身が夫のことをお世話する事が大変になってきておりご家族の生活もあるため、時々夫に会いに行くのを楽しみにする生活を望むようになったようです。





Yさんは、とても表情豊かで、話の内容もしっかりしており、お話をしていると時間を忘れてしまう方です。
今後も自宅での生活を続け、時々夫の有料老人ホームへ会いに行けるようにお手伝いしていきたいと思います。

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